「最近、親の様子が少し変わった…」それは老後の備えを考えるタイミングかもしれません
「実家で一人暮らしをしている母が心配」
「父が同じ話を何度もするようになった」
「通帳や郵便物の管理ができているか不安」
「離れて暮らしているため、何かあった時にすぐ対応できない」
このような不安を抱える方は、秋田市でも少なくありません。
高齢の親が一人暮らしを続けている場合、体調面だけでなく、認知症、財産管理、介護、相続などさまざまな問題が関係してきます。
大切なのは、「困ってから対応する」のではなく、親が元気なうちから少しずつ準備を始めることです。
一人暮らしの親に見られる「心配のサイン」とは?
次のような変化が見られる場合は、注意が必要です。
① 同じ話を何度もする
年齢による物忘れの場合もありますが、認知症の初期症状である可能性もあります。
② 通帳やお金の管理ができなくなる
- 何度も同じものを購入している
- 公共料金の支払いを忘れる
- 通帳や印鑑をどこに置いたか分からない
- 詐欺の電話や訪問販売に対応してしまう
このような変化は、財産管理に問題が生じるサインかもしれません。
③ 家の中が片付かなくなる
以前はきれいにしていたのに、
- ゴミが増える
- 冷蔵庫に古い食品が残っている
- 洗濯や掃除ができていない
などの変化がある場合は、生活能力の低下が考えられます。
まず家族で話し合うことが大切です
親に心配な様子が見られた場合、いきなり「施設に入ろう」「通帳を預かる」と話を進めると、親は自分の生活を否定されたように感じてしまうことがあります。
まずは、
「最近、何か困っていることはない?」
「銀行へ行くのは大変じゃない?」
「将来、もし病気になったらどうしたい?」
など、親の気持ちを尊重しながら話し合うことが大切です。
元気なうちに確認しておきたいこと
① 財産の状況を確認する
次のような情報を整理しておくことが重要です。
- どこの銀行に口座があるか
- 年金の受取口座はどこか
- 不動産を所有しているか
- 生命保険に加入しているか
- 借入金はないか
家族が全く知らないまま認知症になってしまうと、後々の手続きが非常に大変になります。
② 任意後見を検討する
親に十分な判断能力がある場合には、任意後見契約という方法があります。
これは、将来、認知症などで判断能力が低下したときに備え、
「誰に財産管理を任せるか」
を本人があらかじめ決めておく制度です。
子どもや信頼できる親族、専門家などを選ぶことができます。
③ 財産管理委任契約を活用する
認知症ではないものの、
「足腰が悪く銀行へ行けない」
「入院中で手続きができない」
という場合には、財産管理委任契約によって、信頼できる人に銀行手続きなどを任せる方法があります。
④ 遺言書の作成を検討する
老後の準備は認知症対策だけではありません。
「亡くなった後に家族が困らないようにすること」も大切です。
特に、
- 子どもがいない夫婦
- 再婚している方
- 不動産を所有している方
- 相続人同士の関係に不安がある方
は、遺言書の作成を検討するとよいでしょう。
すでに認知症が進んでいる場合は成年後見制度を検討します
すでに判断能力が低下している場合、本人が新たに任意後見契約や遺言書を作成することが難しい場合があります。
その場合は、家庭裁判所へ申立てを行い、成年後見制度を利用することになります。
成年後見人等が選任されることで、
- 預金の管理
- 介護施設への入所契約
- 不動産の管理
などを適切に行うことが可能になります。
一人暮らしの親を守るために、今できること
親が元気なうちは、
「まだ早い」
「縁起でもない」
と感じて、老後や認知症の話を避けてしまうことがあります。
しかし、判断能力が低下してからでは、本人が自分の希望を伝えたり、誰に財産管理を任せるかを決めたりすることが難しくなります。
だからこそ、“少し心配になった今”が、家族で話し合う最も良いタイミングなのです。
秋田市で一人暮らしの親の認知症・財産管理の相談なら
一人暮らしの親についての悩みは、介護だけではありません。
- 認知症になったら預金はどうなるのか
- 子どもが通帳を管理してもよいのか
- 成年後見を利用するべきか
- 任意後見で事前に準備できるか
- 相続対策はどうするべきか
など、多くの問題が関係します。
当相談窓口では、元銀行員として長年、お金に関する相談に携わってきた経験を活かし、成年後見・任意後見・財産管理・遺言・相続・不動産まで総合的にサポートしています。
「親の一人暮らしが心配になってきた」
「何から準備すればよいか分からない」
そのような方は、一人で悩まず、秋田市の行政書士へお気軽にご相談ください。